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産業用多孔質材

微量塗布とは?塗りムラ・液だれを抑える多孔質材の表面加工技術を解説

接着剤やオイル、薬剤などを「狙った量だけ・均一に塗りたい」——けれど、塗りムラや液だれが出てしまう。製造の塗布工程で、こうしたお悩みはつきものです。

この記事では、その解決策となる「微量塗布」について、塗布工程でよくある課題、得られるメリット、そしてヤマハチポーラスの表面加工技術による実現方法までを分かりやすく解説します。

|微量塗布とは?

「塗布」とは、対象物の表面に液体や薬剤などをぬりつけて付着させること。製造現場では「濡れ」と「固化」を利用し、次のような目的で行われます。

目的
機能の付与潤滑油・オイル・溶剤・薬剤・インク など
接着接着剤・はんだ など
表面最適化薬剤・コーティング剤・塗料 など

微量塗布とは、この塗布を「必要最小限の量で、ムラなく均一に」行う技術のこと。少量で精密に塗ることで、品質・コスト・環境のすべてにメリットが生まれます。

|塗布工程でよくある課題:塗りムラと液だれ

塗布の方法は大きく「自動化機械」と「手作業」に分かれますが、どちらにも共通の悩みがあります。

方式主な課題
自動化機械初期投資コストが高い/基材との相性が合わない/塗りムラ・液だれが発生する
手作業人材育成が難しい/再現性が低い/塗りムラ・液だれ/異物混入(コンタミ)のリスク

共通するのが「塗りムラ」と「液だれ」。これが、不良・歩留まり低下・ロスの大きな原因になります。

|微量塗布で得られる4つのメリット

塗布量を最小限にコントロールできると、こんな効果があります。

  1. 品質向上:塗りムラ・液だれを抑え、仕上がりが安定
  2. コスト削減:塗布液のムダを減らし、材料費を節約
  3. 環境負荷の低減:余分な薬剤・溶剤の使用を抑制
  4. 作業効率の向上:拭き取りや手直しの手間を削減

|ヤマハチポーラスの解決策:表面加工による微量塗布

まず、素材そのものが「薄く均一に塗れる」——ここが大きな違いです。

一般的なスポンジやフェルトは、液の吐出コントロールが難しく、塗りたい量より多く出てしまいがち。対してヤマハチポーラスは、無加工(素材そのまま)の状態でも、細かく均一な気孔のはたらきで、液を薄く・均一に塗布できます。そのうえで、「もっと微量に」「この範囲だけに」とさらに精度を高めたいときの手段が、表面へのドット・パターン加工です。

「この液を、この範囲に、この量だけ」という細かなご要望に、素材+加工の両面から対応できるのが強みです。

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  • ドット・パターン加工:表面を点状や模様状に加工し、塗る範囲・塗る量をパターンで制御
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  • 細かく均一な気孔が毛細管現象で液をなめらかに供給 → にじみ・液だれを抑えた微量塗布を実現
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💡 当社の強み
このドット・パターン加工は、当社が長年培ってきたスタンプ(印面)製造の技術を応用したものです。スタンプづくりで磨いた「微細で均一なパターンを精密に形づくる技術」を、多孔質材の表面加工に活かしています。

「この液を、この範囲に、この量だけ」という細かなご要望に、素材+加工の両面から対応できるのが強みです。

|活用例|こんな場面で使えます

製造・生産の現場では、こんなオイル塗布の課題解決に使われています(いずれも一般化した事例です)。

  • 部品の内径部へのオイル塗布(自動機・ローラー):自動機やロボットハンドに多孔質ローラーを装着し、部品の内径部へオイルを均一塗布。ポタ漏れや塗布部への異物付着を抑え、安定した量を塗れる
  • 生産設備でのオイル微量塗布(シート+ドット加工):多孔質シートにドット加工を施して油の吐出量を調整し、組付け工程のオイル塗布を自動化。従来の「人手で綿棒塗布」からムラなく一定量へ
  • 装置の摺動面への潤滑オイル塗布(ペン先):摺動面に潤滑オイルを「薄く・均一に・連続的に」塗布し、鳴きや摩耗を防止。筆だと垂れる・市販ペンだと出過ぎる——という課題を、気孔径とペン先形状の設計で解決

用途に応じて、以下の製品をご用意しています。

|まとめ

  • 塗布工程の二大課題は「塗りムラ」と「液だれ
  • これを抑えるのが「微量塗布」。品質・コスト・環境・効率のすべてにメリット
  • ヤマハチポーラスは、**素材の均一塗布+表面加工(ドット・パターン加工)**で、狙った量・範囲の精密な塗布を実現

「塗りムラを減らしたい」「この液を均一に塗りたい」——そんな課題があれば、最適な素材・加工をご提案します。


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