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産業資材・多孔質材

Porous material for industrial use

産業資材・多孔質材

ポーラスローラー

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  「保つ」「塗る」「拭く」を、回転で。標準ローラーに加え、加工品の受注生産も。 

ポーラスローラーは、ポリエチレン(PE)ベースの微細な連続気孔をもつ多孔質ローラーです。油や薬液を吸液して「保つ」。浸透させたオイルや薬液を転がすだけで「塗る」、余分な油や細かい汚れを「拭き取る」ために使えます。

繊維素材ではないので、繊維くずが出ません(リントフリー)。

まずは、そのまま使える標準ローラー(5品番)をご用意しています。必要に応じて、サイズの指定や、塗る量を調整するドット加工にも対応します。

■ こんな場面で使えます

ポーラスローラーに液がしみ込む前と後(吸液・保液)

1.インクやオイル、薬液を吸い込ませて、ためておきたい(吸液材・保液材)【標準ローラーで】
液をよく吸い込み、ローラーの中にためておけます。2層構造のポーラスローラーは、単層ローラーより多くの液を保持できます。

ポーラスローラーを転がして薄く均一に塗る(塗布)

2.組立ラインで、部品に油を「ごく少しだけ」塗りたい(自動車部品)【標準ローラー・ドット加工品で】
油を含ませたローラーを部品に当てて転がすだけで、薄く均一に塗れます。ドット加工で、塗る量をさらに減らせます。

 

3.プレス加工で、金属材に加工油を付けたい(金属プレス加工)【標準ローラー・加工品で】
滴下やミストでは、油を使いすぎてしまいます。油を含ませたローラーを転がして、必要な分だけ付けます。

ポーラスローラーで油や汚れをからめ取りながら拭き取る(吸着・拭取)

4.機械の中で、回転させながら連続的に、繊維くずを出さずにワークに付着した微細な汚れやオイルなどをキレイにからめ取るといった用途に。

 

このほかにも、金属板やコインのふき取り、ローラースタンプ・消印ローラーに使われています。

■ 標準ローラーと加工品のちがい

標準ローラー(既製品) 加工品(受注生産)*要相談*
どんなもの そのまま使える既製のローラー 用途に合わせて作るローラー
形・サイズ 5品番(外径Φ10・25・50mm) 可能な範囲でのサイズ・長さの調整
構造・表面 単層または2層、表面加工なし ドットの表面加工・2層成形で、塗る量や保液量を調整
向いている使い方 油やインクを含ませて塗る/ふき取り/保液 ごく少量だけ塗る/パターンで塗る/印をつける
ご注文 品番でご注文いただけます 標準サンプルでご評価のあと、調整・試作

■ 標準ローラー(そのまま使えます)

標準ローラーは5品番です。25R・SC25R は2層構造で、単層より多くの液を保持できます。耐熱温度が高いものが必要な場合は、SCタイプ(80℃)をお選びください。

品番 外径 mm 内径 mm 長さ mm 構造 色 材質 標準気孔径 μm 平均気孔率 % 耐熱温度 ℃
10R 10.0 3.4 10.0 単層 ブルー PE 30 68 50
25R 25.0 5.5 56.0 2層 ブルー PE 30 68 50
50R 50.0 38.0 50.0 単層 ブルー PE 30 68 50
SC25R 25.0 5.5 56.0 2層 ブルー PE 30 68 80
SC50R 50.0 38.0 50.0 単層 ブルー PE 30 68 80
数値は代表値であり、製品の保証値ではありません。

単層と2層構造のポーラスローラーの断面

2層構造(25R・SC25R)

内側に大きな気孔の層をもち、液の「貯蔵庫」になります。表面の層は細かい気孔のまま均一に塗れるので、保液量が増えても塗りの品質は変わりません。単層のローラーより保液量が約3倍です(直径25mmの自社製品での比較)。

まずは標準ローラーのサンプルで、お使いの油や部品との相性を確かめられます。ご注文・お見積り・サンプルのご請求は、お気軽にお問い合わせください。

■ 主な機能

機 能 内 容
浸透性・吸液性・保液性・塗布性 オイルやインキなどの液体を浸透・吸液・保液し、対象物に均一塗布
吸着性 細かなホコリ・汚れ・オイルを吸着
疎水性 水との相互作用が弱く、水をはじき、吸水・吸湿しない
親油性 油となじみやすく、吸収しやすい
低発塵性 繊維素材ではないため、基材の脱落がない(リントフリー)
耐薬品性* 酸・アルカリへの耐性が高く、油・有機溶媒にも対応
柔軟性 対象物やワークを傷つけずに作業ができる

*耐薬品性の詳細は、ヤマハチポーラス適合表(PDF)をご参照ください。

■ 加工もできます(受注生産)

ご希望のサイズや、塗る量を調整する表面加工をして、お届けします。加工品は受注生産です。

ドットパターンを表面加工したポーラスローラー

表面加工(ドットパターン)

表面の気孔をドットで部分的にふさぎ、液が出る場所と出ない場所をつくります。塗る量を細かく調整でき、オイルなどの消費量や補充の回数を減らせます。直径25mmのローラーで、未加工のローラーより約10倍長持ちします。

サイズ指定・2層成形

外径・内径・長さのご指定や、標準品以外のサイズでの2層成形にも対応します。

■ よくある質問

オイルの塗布量を減らしたいのですが、調整できますか?

できます。ローラー表面の気孔をドットパターンで部分的に塞ぐ表面加工により、液体が出る場所と出ない場所を調整し、塗布量を細かくコントロールします。必要最低限の量だけ塗布できるため、オイルなどの消費量を大幅に削減できます。

液剤の補充回数を減らすことはできますか?

できます。2層構造のローラー(標準品の25R・SC25R)は、内部層が液の貯蔵庫になり、直径25mmの場合、単層と比べて保液量が約3倍になります。表面加工の場合も、直径25mmのローラーで未加工の約10倍長持ちします。

標準品はありますか。特注もできますか?

あります。外径Φ10・25・50mmの標準ローラー5品番を、品番でご注文いただけます。サイズの指定や表面加工が必要な場合は、標準サンプルでご評価いただいたあと、用途に合わせて調整・試作を進めます(受注生産)。

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■ ヤマハチポーラス技術について

ポーラスローラーは、ヤマハチケミカルが独自開発した連続多孔質体「ヤマハチポーラス」を応用した製品です。素材の特長や加工技術、機能と用途、開発サポート体制について、以下のページで詳しくご紹介しています。

→ ヤマハチポーラスとは → 特長と加工技術 → 機能と用途 → 開発サポート

製品の問い合わせ・サンプルのご依頼

標準ローラーのご注文、加工品のご相談、サンプルのご請求など、お気軽にお問い合わせください。加工品は、標準サンプルでご評価いただいたあと、用途に合わせて調整・試作を進めます。

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