【 コラム 】 アートマーカー用ペン先
「アートマーカー(アルコールマーカー)」とは、アルコールを主成分とするインクを使用している描画や色付けを行うための画材で、「マーキングペン」に分類されます。色を混ぜたり、重ねたりすることが容易で異なる色を滑らかにブレンドすることができ、グラデーションを作りだすこともできます。一般的にイラスト、マンガ、アート作品、デザインなどの分野で使用されており、プロのアーティストからアマチュアまで幅広い人々に愛用されています。
ペン容器の内部はインクを含んだ中綿があり、毛細管現象によってペン先へインクを導き出す構造になっています。ペン先は、形状も素材もメーカーによってさまざまで、2つの異なる形状のペン先を持つツインマーカーは、世界中のアート市場で人気が高いアイテムになっています。
では、具体的には どのようなペン先の種類があるのでしょうか…?
1.アートマーカー用「ペン先」の種類
アートマーカー用のペン先の素材は、合成繊維、フェルトや合成樹脂などの単一の素材でできているものもあれば、筆ペンに使われる毛筆タイプのもの、また、多孔質のペン先に繊維芯が組付けられたものなどがあります。メーカーのブランドによって形状もさまざまですが、斜めに角ばった太字用の形状(ブロード)やサインペンのような細い形状(ファイン)や、筆ペンのような形状(ブラシ)などが一般的です。
ブラシタイプでも更に種類がありますが、多孔質ブラシペンはユーザーによって線の太さや濃さを調整することができる程よい弾性があり滑らかな描き心地なので、アートシーンで活躍されるプロのデザイナーやイラストレーターなどに非常に人気が高いです。
2.まだある アート系のマーキングペン
その他にも、ペン先の先端が球形になっていたり、円柱のスタンプがついているマーキングペンもあります。それらは「描く」というよりも、スタンプをポンポンと押し点描画を描く感覚で楽しむタイプのアートマーカーです。
3.実用品から趣味を楽しむ商品へ ~アートマーカーの進化~
当社では、主に、ブラシペンタイプの多孔質ペン先を長年製造販売しております。この経験と実績を活かし、さまざまなペン先製品の製造開発を行っております。
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