連続多孔質体
YAMAHACHI Porous
ヤマハチポーラス
プラスチックの連続多孔質体
連続多孔質体とは?
”小さな空間と空間が連続してつながった” 気体や液体を通す素材
’多孔質’とは、無数の小さな穴の空いた気孔状態をいいいます。プラスチック多孔質体は、この気孔構造によって「連続気孔(オープンセル)」と「独立気孔(クローズドセル)」の2種類に分かれます 。連続した立体網目状の気孔構造を持ち、隣接した気孔間の壁が開いているものを’連続多孔質体’といいます。
連続多孔質体は、空洞になった気孔内部に液体や気体を貯蔵をすることができ、気孔が開口した部分からは液体や気体が通過できるのが大きな特長です。
私たちが日常生活の中で普段使っているスポンジ、化粧用パフ、軽石、木材や紙なども、’連続多孔質体’ といえます。吸収、塗布、拡散、濾過、通気などの優れた機能を持ち、あらゆる分野で使われている連続多孔質体は、プラスチックやゴムのほか、金属、セラミックなど、さまざまな原材料で製造されています。

プラスチックの連続多孔質体 ”ヤマハチポーラス”
当社は、1970年代にポリエチレンをベース素材とした 連続多孔質体 ”ヤマハチポーラス”の研究開発を開始しました。以来、多孔質のマーカーペン用ペン先や浸透印用印材などの製造技術を確立し、現在も国内外の市場へ多孔質製品や浸透印製品の製造販売しております。
近年では、産業分野や日用品に使用する多孔質材開発の展開も視野に入れ、多様化する多孔質体のニーズにカスタマイズでお応えするための素材開発・用途開発に力を入れております。
塗布性、吸液性、保液性、耐薬品性、低発塵性(リントフリー)などの基本機能をもとに、原材料の特性を最大限に引き出すノウハウ、複数の成形加工技術や独自の特殊技術などあらゆる技術を融合させ、お客様の革新的な製品開発を全面的にサポートするための挑戦を続けてまいります。

”ヤマハチポーラス” 開発相談
ヤマハチポーラスを基幹技術とした展開は、薬液やオイルの塗布材(特に微量塗布機能を有する部材)、吸着・清浄部品、インク転写材、スポーツアスリート向け装置における塗布部品など、さまざまな分野へ活用が拡がっております。
お客さまのご要望に的確に対応できるよう、基礎研究の積み重ねと長年培った技術ノウハウを組み合わせながら、新たな特性を引き出す取り組みを積極的に実践しております。
お客さまの問題や新しい開発の良きソリューションとして、当社の技術をご活用ください。

”ヤマハチポーラス” についてのお問い合わせ
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